#001 最初のコレクションが、シーシャの高級マウスピースだった理由

FoL_最初のzine記事ということで、今回はディレクターである僕kuro自身が投稿しようと思う。

 

ちなみにzineとはmagazineの略語で、個人の趣味で作る雑誌・小冊子のこと。正確には紙媒体だが、自由にいろんなことを伝えたいということで、zineというカテゴリーを設けて投稿している。

 

形式ばったブランドニュースや読みものではなく、自然にありのままでゆるく書くので、緩く読んでいただけたら嬉しい。

 

普通ブランドサイトの最初の記事というのは、ブランドのコンセプトや概念・立ち上げるきっかけや思想などについて触れることが多いと思う。

 

しかし、このFoL_(エフオーエル)ブランドが最初にリリースしたコレクションがシーシャのマウスピースジュエリーという流れが、僕自身にとっても奇妙で面白い出来事だったため、最初の投稿はその理由や経緯について紹介したいと思う。

 

(FoL_というブランドの構想や経緯などについては、今後しっかりと紹介していきます)

 

 

元々は個人用のマウスピースとして製作を進めていた

FoL_(エフオーエル)の高級シーシャマウスピースジュエリーmaster01を装着した風景

 

 

結論から申し上げる。このFoL_ブランドでシーシャのマウスピースジュエリーを出すつもりは全くなかった。

 

シーシャマウスピースジュエリーは、完全に個人用として趣味程度に製作を進めていたものである。

 

自宅でシーシャを楽しむ光景

 

長い長いコロナ禍になって、社交場やオフィスで楽しむ時間すらもライフスタイルから奪われていく中で、心のオアシスとなっていたのがシーシャ(水タバコ)の煙をくぐらせている時間だった。

 

禁煙して長いでも楽しめ、何より一人の時間もシーシャの煙を共有する仲間や友人との時間もゆったりと充実した時間に変換してくれるシーシャは、いつの間にか僕のライフスタイルに欠かせないものとなっていた。

 

しかし、次項で紹介する理由から、個人で楽しむ用にシーシャのマウスピースをジュエリーで作ることとなる。

 

シーシャの使い捨て先っちょ(マウスピース)問題

シーシャを楽しむ女性

 

 

なぜシーシャのマウスピース部分が気になったのか。それには2つの理由がある。

 

  1. アクセサリー的アイテムのため、ジュエリーで製作できるから
  2. とにかく通常のマウスピースがダサい。選択肢がない状態だった。

 

まず、シーシャのマウスピースはネックレス型などアクセサリーテイストのものであったため、物理的にジュエリーとして製作できると感じた。

 

そして何よりも2つ目の理由である。

とにかくシーシャのマウスピースは非常にダサいものばかりだった。(敢えて分かりやすくダサいという表現を使っているが、不快に感じられた場合には陳謝する)

 

なぜならシーシャのマウスピースは、ほとんどが使い捨てのプラスチック製マウスピースを採用していたからだ。

 

シーシャの使い捨てプラスチックマウスピースを装着した画像

 

シーシャカフェやバー・ラウンジなど、シーシャを楽しむ場所は素敵な空間で、シーシャのパイプ本体も洗練された美しいデザインなのに、先っちょであるマウスピース部分がそれらを台無しにしていたのだ。

 

台無しにしている主な原因は下記の4つである。

 

  1. 原色系のプラスチックは外観を大きく損ねるデザイン
  2. プラスチック臭などが味を阻害している
  3. 無駄に広い開口部が味を薄くしている、枯らしやすい
  4. 使い捨てのマウスピースは環境にもよくない

 

気になるとどんどん気になって止まらなくなってしまった、シーシャの先っちょ(マウスピース)。

 

インスタで映える写真を見ても、シーシャのマウスピース部分が気になって仕方がなくなってしまうようになった。

 

実際シーシャを提供するお店側やユーザーもそれを感じていたようで、少しでも色味の落ち着いたものを選んでいたりと工夫をしている状況だった。

 

そしてそもそもプラスチックの使い捨てマウスピースはシーシャの味そのものを劣化させるものであった。(金属製マウスピースと比較して試すと、その差は歴然である)

 

せっかくシーシャパイプがより美味しい煙を味わせてくれるようになっても、僕たちが実際に口をつけて吸引する末端のマウスピースがそれを邪魔しては本末転倒。

 

正直、金属製マウスピースでシーシャを楽しんでからは、プラスチックの使い捨てマウスピースでシーシャを吸うことができなくなった。

 

無駄に広い開口部は、シーシャの味を薄くしていることにも気づいた。(これは大きな金属製のマウスピースに対しても同様のことが言える)

 

さらに大きい分、吸引量が無駄に増えてしまうため、シーシャそのものを枯らしやすいことも分かった。

 

またストローですら脱プラスチックをし始めてから長いこのご時世に、使い捨てのプラスチックマウスピースというのは、環境保全の観点からも非常にまずい状況だった。

 

シーシャカルチャーが洗練されて拡大していくからこそ、こういった環境にも配慮し、ユーザーとしても楽しめるプロダクトであるべきだと感じたわけである。

 

マウスピースアクセサリーに選択肢が無い問題

 

使い捨てマウスピースではなく、自分用のマウスピースアクセサリーについてはどうだろうか。

 

こちらも下記のような課題があった。

 

  1. そもそも選択肢がほとんどない

  2. 物々しく、デザイン性に欠けたものが多い

  3. 大きく、普段も使えないため、結局持ち歩かない

 

おそらくシーシャを楽しんでいる方なら、ほとんどの方が行き着く問題。

 

使い捨てシーシャマウスピースから脱却したくても、自分用のマウスピースという商品の選択肢自体がほとんどなかったのである。

 

もちろん、マウスピースアクセサリー自体はamazonや楽天など様々な場所で、たくさん出品されている。

 

しかしそれらのほとんどが外資製品で、デザインは物々しく、大きく大袈裟なものばかりというのが現実。

 

お世辞にも、デザイン性に優れているといえる製品はほとんど発見することができなかった。(もちろんそんな逆境下でも、個人で素晴らしいマウスピースアクセサリーを作られている職人さんなどはいらっしゃる。しかし選択肢がほとんどない状況だった)

 

そして大きいものばかりなので、シーシャの味を薄くしたり、枯らしやすかったりといった問題は解決されていない。

 

さらに結局は、大きくデザイン性に欠けたマウスピースを持ったところで持ち運ばなくなってしまうので、意味がなかったのである。

(正直、シーシャを楽しんでいる方が、そういったマウスピースを購入するメリットは皆無に感じた)

 

美しくて美味しい、普段も使えるマウスピースジュエリーの開発がスタート

 

選択肢がないのであれば、自分で作ってしまおうと、ジュエリーメイドなシーシャマウスピースの開発が始まった。

 

  1. 見た目にも美しく洗練されたデザイン
  2. シーシャをより美味しく楽しめる
  3. 普段から使うこともできる
  4. 高級で一生物のマウスピース

 

を前提にして開発を進めた。

ジュエリー業界で12年余りブランドやメーカーを統括しているは、早速デザイナーや職人たちと打ち合わせを開始した。

 

正直、機能のあるジュエリー(シーシャを吸えるという機能をもったジュエリー)というのは初めての試みであったため、デザイナーや職人とのコミュニケーションはやや困難であったし、大きさや形の異なる試作もたくさん作ってテストを重ねていった。

 

制作背景についてのバックストーリーなどは、また別の記事にて紹介をしたいと思う。

 

ライフスタイルを軸に開発するジュエリーという方向性に可能性を感じた

 

冒頭でも触れた通り、高級シーシャマウスピースジュエリーの開発は、あくまで個人用のマウスピースを作るためのものであった。

 

しかしこんなマウスピースを作っているという話をする度に、シーシャを楽しんでいる知人達から「それ絶対に欲しい!」という声がたくさん返ってくる。

 

元々FoL_というブランドはライフスタイルブランドとして、一点ものの宝石やジュエリーサービス、植物作品のサービスなどでのリリースを想定していた。

 

しかしシーシャというライフスタイルの要素、そしてそのシーシャを楽しむという機能を軸に開発されていくジュエリーとその反響を感じていく中で、「ジュエリーが主役ではなく、ライフスタイルを主役に軸にして開発されるジュエリーって面白いな」と可能性を感じるようになった。

 

物が溢れる時代に、改めて物と人との関係について再定義されつつある現代。

 

作品として製作されていくジュエリーもまた、物が主役ではなく人のライフスタイルを主役にして開発されてもいいじゃないかと。

 

そしてその方向性はこのFoL_(エフオーエル)で達成したい目的そのものではないかと。

 

人と人との生活を主役にして、人生を華やかにしていくための機会を提供したいと作ったこのFoL_ブランド。

 

奇遇なことに自然と僕自身が楽しんでいたシーシャという趣味から、それを目的にしたファーストコレクションが生まれることになった。

 

事前に設計されていくことも大切だが、こういった自然な流れというのはこれまでブランドを十二年余り運営してきて稀有な機会であり、素晴らしい機会であると思っている。

 

 

そして個人用にとどめておく予定だった、シーシャのマウスピースジュエリー・ファーストコレクションである「mater01・マスターゼロワン」を正式なコレクションとして展開すべきだと気付かせてくれた、多くのシーシャ仲間達に改めて感謝したい。

 

シーシャを嗜まない方にとっては無縁なコレクションであるが、今後FoL_(エフオーエル)では様々なコレクションやサービスが展開されていく予定である。

 

あくまでその最初の機会が、シーシャというチルなライフスタイル領域の一部分。

 

僕自身がこの数年、心から救われたチルカルチャーとその中にあるシーシャという方法から、新しいブランドの始まりを築けたことを、心より光栄に思う。

 

そしてこのシーシャという方法が、一過性の流行で終わらず、カルチャー(文化)として健全に根付いていき、多くの人々のライフスタイルを底上げしていくものとなっていってほしい。

 

FoL_ブランド最初の記事。緩く長ったらしい、雑多な文章で初めてしまったが、チル記事ということにしておいてほしい。(雑)

 

今シーシャを楽しんでいる人も、これから楽しむ人も。

 

シーシャを楽しむ僕自身が、心からおすすめしたいマウスピースコレクション。

 

ユニセックスに楽しめるデザインなので、男性にも女性にもおすすめだし、シーシャラバーへのギフトとしても良いだろう。

 

ぜひライフスタイルの1コレクションに加えて頂けたら嬉しい。

 

ジュエリーメイドな高級シーシャマウスピースジュエリー。

お値段は通常のマウスピースと比較すると高額だが、一生物のコレクションとお値段以上のシーシャタイムをお約束したい。

 

シーシャマウスピースジュエリーmaster01ページはこちら>

 

 

 

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